世界の油脂

2日前から「油脂」をテーマに連載させていただき、「油脂」についての基礎知識身近な油脂それぞれの違いと特徴についてお話してきました。

3回目の今回は、"よく使われるものではないけれど興味深い" と私が思う世界の「油脂」についてお話します。

 

目次
1.ココナッツオイル
2.カメリアオイル
3.アルガンオイル
4.アボカドオイル

 

1.ココナッツオイル

ココナッツ(ココヤシの果実)の内部には白い部分があり、これは胚乳と呼ばれます。ココナッツオイルはここから抽出されて採れる油で、ココナッツ特有の甘い香りがあります。そのため、スイーツやドリンクに加えられることも多いです。また、熱に強く酸化しにくいことから、非加熱調理だけでなく加熱調理にも適しています。
特徴として、比較的高い温度で固まりやすい性質をもち、25℃以上であれば透明の液体状態ですが、20℃~25℃ではクリーム状、20℃を下回ると白く固まってしまいます。

最近、ココナッツオイルが流行っていますが、それは、中鎖脂肪酸による脂肪燃焼効果が注目されているためです。中鎖脂肪酸は、その他の油に多く含まれる長鎖脂肪酸に比べて、体内に吸収され分解されるスピードが約4~5倍はやく、すぐにエネルギーとして使われます。そのため、脂肪として蓄積されにくく、ダイエット効果があるとされているのです。
さらに、中鎖脂肪酸を燃焼する際に生じるケトン体は脳の栄養となるため、脳の活性化にも効果があるそうです。

ココナッツとココナッツオイル

2.カメリアオイル

別名「椿油」とも呼ばれます。
椿油といえば、ヘアオイルとして使われるなど美容に良いイメージですが、食用のものもあるようです。

成分の80%以上がω9系脂肪酸の一種、オレイン酸で構成され、LDLコレステロール、通称悪玉コレステロールを下げる効果があります。酸化しにくい性質をもち、カメリアオイルで揚げたで天ぷらはカラリと揚がって胃もたれしにくいことから、てんぷら油として使われることも多いです。

椿の木

3.アルガンオイル

モロッコ南西部とメキシコの一部にしか存在しないアカテツ科・広葉常緑樹であるアルガンツリーの種子から採れるω9系脂肪酸豊富な油です。

こちらもカメリアオイルと同様、肌や髪などに使う美容オイルとしてよく使われます。カメリアオイルは髪に使うことが多いですが、こちらは、肌への浸透が良いこともあり、スキンケアオイルとして主に使われ、その美容効果の高さから「モロッコの黄金」とも呼ばれる油です。

200個の種子からわずか50mlしか採れない希少な油で、上品な香ばしいナッツの香りがあるのが特徴です。ローストタイプとノンローストタイプがあり、香りを楽しみたい方は、ローストがおすすめです。

こちらも美容オイルだけでなく食用のものもあり、ビタミンEが豊富で抗酸化力が高いため、アンチエイジングにも効果があります。

アルガンオイルのボトル

4.アボカドオイル

「森のバター」ともいわれるアボカド。そう呼ばれるだけあって果肉の20%は脂肪分で、そこから油を搾りだそうと考える人がいてもおかしくありません。

アボカドオイルは、アボカドの果肉を搾って採れる油であるため、ほのかにアボカドの風味を感じられるだけでなく、アボカドに含まれる栄養もしっかり入っています。そのため、そのまま取り入れることが多く、パンやヨーグルト、サラダなどにかけて、素材本来の美味しさを生かした食べ方がおすすめです。

先ほどお話したアルガンオイルやオリーブオイル同様、ω9系脂肪酸が豊富で、ビタミンEはオリーブオイルの2.5倍多く含まれているそうです。そのため、抗酸化効果が高く、アンチエイジング効果があります。

アボカドオイル、ローズマリー、ジンジャー

他にも、世界の「あぶら」には、ヘーゼルナッツオイルマカダミアオイルアーモンドオイルなどナッツ系の油が多いように感じました。

次回の記事では、「ナッツ系オイル」についてお話しようかな…と思っています!
お楽しみに!

 

こちらに、私が参考にさせていただいたリンクを載せますので、興味のある方はぜひご覧になってください。

油脂・オイルの種類と特徴|サラダ油・ごま油・オリーブオイル・バター・マーガリン・亜麻仁油
油の種類|原材料の違いやそれぞれの特徴は?

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