世界の油脂 ~ナッツオイル~ Part1
なんと「油脂」についての話題4記事目。
本当は3記事にする予定が、油脂について調べているうちに
「ナッツ系の油が多いなぁ。それも、"健康にいい" という内容のものが多いし、何か気になる!」
と、今日の記事を書くことにしました。
ということで、本日のテーマは「ナッツオイル」です。
(少し長くなりそうなのでPart1とPart2に分けてお話しします。)
目次
1.アーモンドオイル
2.ウォールナッツオイル
3.ヘーゼルナッツオイル(ここからPart2)
4.マカダミアナッツオイル
5.ピスタチオオイル
1.アーモンドオイル
抗酸化作用のあるビタミンEが豊富で、アンチエイジングに効果がある、と話題のアーモンド。他のナッツ類と比べても最も身近なナッツではないでしょうか。
このビタミンEは、脂溶性ビタミンといってあぶらに溶けるビタミンで、アーモンドオイルは、まさに、そのビタミンEが溶けているオイルです。その他にも、ポリフェノールやカロチノイドなどの抗酸化作用をもつ物質も含まれています。
さらに、オレイン酸やリノール酸などの不飽和脂肪酸も豊富に含まれているため、血管や血液循環を正常に保つ効果もあります。
特徴は、くせがなくアーモンドの豊かな香りとまろやかな旨味。
どんな料理やスイーツにも合い、パンに塗って焼くだけでも、豊かなアーモンドの香りを楽しむことができます。
2.ウォールナッツオイル
クルミオイルとも呼ばれます。くるみの殻を割って中の仁を搾って採られる油で、ナッツ類のなかでω3系脂肪酸を最も多く含むことで有名です。
ω3系脂肪酸といえば、青魚に多く含まれ動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などの血液に関連する疾患を予防する、といわれているDHAやEPAを思い浮かべる方も少ないと思います。
このウォールナッツオイルには、ω3系脂肪酸の中でもALA:α-リノレン酸が豊富に含まれ、これは、体内でDHAやEPAとなるもとになるともいわれています。
さらに、ビタミンやミネラル、くるみポリフェノールなど豊富な栄養素も摂取できます。クルミ本来の自然な甘みがあり、和食ともよく合うオイルです。
私は、ナッツ類が大好きでよく食べるのですが、実は、今回紹介しているどのオイルも使ったことがありません。このように調べているうちに、様々な健康効果や味わいを知り、とっても試してみたくてたまりません。
さて、次回は「世界の油脂 ~ナッツオイル~ Part2」ということで、残りのヘーゼルナッツオイル、マカダミアナッツオイル、ピスタチオオイルについてご紹介します!
お楽しみに!
参照
クックビズ総研 風味豊かな「ナッツオイル」で料理が格段にレベルアップ!
カリフォルニアクルミ協会 ナッツ類でダントツ1位!くるみのオメガ3脂肪酸含有量