【旬の食材を食べよう】すいか Part1
最近スーパーマーケットにいくと、とーーーーっても大きいすいかを目にすることが増えました。
すいかが無性に食べたくなる季節、到来です。
ということで、今日のテーマは「すいか」
先日、知り合いの方にすいかをいただきまして、それを食べたら、とっても甘くておいしくて。
実は、ルワンダでもすいかを食べましたが、日本の大きいすいかよりも大きいことが多く、しかし、日本のより甘くはなかったです。
世界にはいろいろな種類のすいかがあるのでしょうか?
目次
1.なぜ夏に食べるのか
2.すいかの栄養
3.すいかの種類(Part2)
1.なぜ夏に食べるのか
日本ではよく、「キュウリやトマト、すいかなどの夏野菜は体を冷やす」といわれます。暑い夏に体を冷やしてくれる食べ物を食べる、というのは理にかなっている、とおもいますが、夏野菜の何が体を冷やすのでしょうか?
これは、ただ単に、キュウリやトマト、すいかなどの夏野菜は水分をたくさん含み、夏にはこれらの食材を冷やして食べるため、体を冷やしてくれる、つまり、冷たい飲み物を飲んで体を冷やすのと同じことのようです。
逆に、体を温めるといわれる冬に食べられる野菜に、大根やニンジンなどの根菜類もありまずが、これも水分をたくさん含んでおり、それをおでんや煮物などあたたかくして食べるため、体を温める、というそうです。
また、すいかの原産地はアフリカだといわれており、あたたかい気候で育つから、夏に向けて育てられ、夏に実がなって、夏に食べる、という理由もあります。ちなみに、アフリカの砂漠地帯では、水代わりの飲料として食べられていたんだとか。
2.すいかの栄養
スイカの果実の約90%は水分で、約9.5%が糖質です。つまり、ほとんどが水分、一部が糖質といった構成で、このたっぷりの水分には様々なミネラルやビタミン等の微量栄養素が含まれています。
特に、カリウムやシトルリン、β-カロテンなどが多く含まれており、カリウムは余分な塩分を排出して体内のミネラルバランスを整える作用、シトルリンは血管を拡張し血流を促進する作用、β-カロテンは皮膚や粘膜の健康を維持する働きを持っています。カリウムやシトルリンの働きにより、昔からすいかは「腎臓病の民間薬」といわれているほどです。
シトルリンは、すいかなどウリ科の植物に多く含まれるアミノ酸の一種で、尿成分を作るのに必要な化合物の一つです。ちなみに、シトルリンという名前は、すいかの果汁から発見されたことから、すいかの学名「シトルラス」にちなんで名付けられたそうです。
この物質は、むくみを予防したり、血管壁に老廃物が付着するのを防いで血流を改善することで動脈硬化を予防する働きがあります。
また、9.5%含まれる糖質には、甘味度が高くエネルギー転換率が高いフルクトースを多く含むため、早い疲労回復効果もあります。
夏は、汗をたくさんかき、体力を消耗しやすいですが、すいかを食べることでミネラルバランスを整えたり、素早くエネルギーチャージしたりできるんですね。
こういう点でも、夏にすいかを食べるというのは理にかなっているのではないでしょうか。
さて次回は、この続きの「すいかの種類」についてお話していきたいと思います!
お楽しみに!