世界の油脂 ~ナッツオイル~ Part2

「ナッツオイル」について、前回の記事の続きです。

目次
1.アーモンドオイル
2.ウォールナッツオイル
3.ヘーゼルナッツオイル(今回はここから)
4.マカダミアナッツオイル
5.ピスタチオオイル

 

3.ヘーゼルナッツオイル

 チョコレートやアイスクリームなどと一緒に食べることが多いヘーゼルナッツ。もちろん、殻をむいてそのまま食べることもできますが、日本ではあまり一般的ではないので、ヘーゼルナッツといわれてその形を想像できない方も少なくないでしょう。(私も知らなかったです…)
殻付きのヘーゼルナッツの見た目はドングリに似ており、香り高く風味が豊かです。そんなヘーゼルナッツから採れるヘーゼルナッツオイルは、上品な甘さとビターな香ばしさが特徴。

ω9系の不飽和脂肪酸であるオレイン酸の含有量が最も多く含まれるナッツオイルのひとつです。そのため、善玉コレステロールを減らさず、悪玉コレステロールだけを減らす効果があり、動脈硬化やメタボリックシンドロームを予防するといわれています。
さらに、アーモンド同様、抗酸化作用を持つビタミンEも豊富に含むため、アンチエイジングの効果が期待できます。

比較的酸化に強いため加熱に強く、調理にも使うことができ、料理にナッツの豊かな香りとコクを与えることができます。特に、セロリやルッコラ、春菊などの味の濃い野菜と相性抜群。サラダドレッシングやマヨネーズに使用すると、繊細でかすかなヘーゼルナッツの風味を加える事ができます。
もちろん、お菓子作りにも向いていて、ヘーゼルナッツの上品な風味を楽しめる香り高いスイーツになります。

ヘーゼルナッツとチョコレート

4.マカダミアナッツオイル

マカデミアナッツは、実は私の大好きなナッツのひとつ。上品なサクッとした食感と口の中でホロっとする舌ざわり、ナッツらしい香り高さ…。もうたまりません。

マカダミアナッツ自体には、脂質・たんぱく質・炭水化物の3大栄養素に加え、各種ミネラル、ビタミン、食物繊維、抗酸化物質がバランスよく含まれています。そのため、そのまま食べるのがおすすめなのですが、オイルについては、脂肪酸組成の80%をオレイン酸とパルミトレイン酸で占めている、という体にいいオイルが含まれています。

このパルミトレイン酸がω7系の脂肪酸で、これは、インスリンの分泌を促進し高血糖や糖尿病などの予防になる、とか、血管壁を強くすることで、美肌効果を高められる、といわれています。

特長は、ほのかに感じられるナッツ特有の香りと、油であるにもかかわらずサラリとした軽さ、そして、あっさりとした味わい。数あるナッツオイルの中でも、風味の良さなどの理由で人気のオイルです。
マカダミアナッツオイルも熱に強く、香りを活かした料理と相性抜群。ソテーした野菜や鶏肉・豚肉によく合います。また、デザートオイルとしてアイスクリームにそのままかけたり、バターコーヒーのバターの代用品として入れることもできます。

マカダミアナッツ

5.ピスタチオオイル

ナッツの女王、ピスタチオ。主成分は脂質ですが、そのほとんどはω9系の不飽和脂肪酸、オレイン酸です。ナッツオイルの話題ではよく登場しますね。繰り返しとなってしまいますが、悪玉コレステロールを減少させる効果があることから、心筋梗塞や脳梗塞などの生活習慣病の予防に効果があります。

さらに、抗酸化作用のあるビタミンEやビタミン、βカロチンなども多く含むためアンチエイジングにも効果があったり、ビタミンB群や食物繊維、カリウム、鉄、亜鉛なども多く含まれ、栄養価が高いです。

そんなピスタチオの実を搾って作るピスタチオオイルは、ナッツオイルの中でももっとも豊潤な香りと奥行きのある風味をもつオイルのひとつ。
その香ばしさを活かし、鶏胸肉や豆腐、モッツァレラチーズ、白身魚のカルパッチョなど淡白な食材と合わせるのがよく、塩とピスタチオオイルだけでも十分にリッチな味わいが楽しめます。

ピスタチオ

 

参照
クックビズ総研 風味豊かな「ナッツオイル」で料理が格段にレベルアップ!

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