世界の調味料 Part1
先日、開催させていただいた「世界の料理教室&世界の料理パーティー ~インドネシアのキッチンから~」では、マルタバッ ミーとサテアヤムを作りました。
この料理教室を通し「使う調味料によっていろいろな国の料理に大変身する」ということを強く感じました。
実際に、私たちが用意した食材としては、
マルタバッ ミー
・めん
・ニンニク
・塩こしょう
・たまご
サテアヤム
・鶏むね肉
・ピーナッツ
・黒糖
・塩
・ニンニク
・唐辛子
これだけです。
日本でも、簡単に手に入る食べ物ばかりですよね。
しかし、例えばサテアヤムの場合、
鶏肉を切って串にさすところまでは、日本の焼き鳥と変わらないですが、何も味付けなどせずにグリルし、焼き終わってからピーナッツソースをかけたりディップしたりして食べます。
これまでの、他の料理教室でも「調味料」についてはよく話題にあがり、その国の料理を語る上では欠かせないキーワードだと感じています。
例えば、ルワンダ料理では、味付けは塩のみ、または、塩とトマトペーストのみととてもシンプルな味付け。それなのに、そうとは思えないほど美味しく、参加者の皆さんもとっても驚いていました。
その次のガリシア料理では、一般的に、塩とオリーブオイルのみで調理されることが多く、ニンニクやパプリカパウダーもよく使われます。
こちらのホタテに使っている調味料は、ニンニク、オリーブオイル、塩のみです。
日本では、塩や砂糖、酢、酒、みりん、味噌、醤油、出汁など、他にもたくさんの調味料を使うことを考えると、ルワンダやガリシア料理は意外とシンプルな味付けなんだと気づくことができます。
また、日本では様々な調味料を組み合わせて複雑な味を作り出し、それを楽しんでいますが、海外のシンプルな味付けの料理を食べてみると、その素材の味を感じることができて十分美味しく、わざわざ複雑な味を作らなくても少ない調味料でもちゃんと美味しい料理が作れるんだと気づかされます。
とは言いつつ、私は、日本の味も大好きで大切にしていきたいです。(私の大好物であり得意料理は、出汁の良くきいた玉ねぎの味噌汁です。)
世界の調味料について考えだしたら、思うことや知りたいことが色々と出てきてしまいます。とても興味深いです。
また、勉強して皆さまにもお話させていただきたいと思います。