【旬の食材を食べよう】きゅうり Part2
【旬の食材を食べよう】シリーズ第2弾!続編です。
今回は前回の続き「世界のきゅうり料理」です。
目次
1.きゅうりの栄養(Part1)
2.世界のきゅうり(Part1)
3.世界のきゅうり料理
3.世界のきゅうり料理
3-1. 冷や汁(宮崎県)
まずは、国内の珍しいきゅうり料理から。
日本できゅうりは、サラダと一緒に食べられることが多く、野菜スティックとして味噌やドレッシングにディップして食べたり、薄く切って他の野菜と混ぜて食べたりするのが一般的ではないでしょうか?
その他にも、きゅうり農家さんや知り合いにきゅうり農家さんがいるおうちでは、夏にきゅうりをたくさんいただくと、きゅうりのきゅうちゃんやピクルスにするかたも多いと思います。
しかし、きゅうりの国内出荷量第1位を誇る宮崎県では、少し変わったきゅうりの食べ方をします。
「冷や汁」です。
この料理は、魚のすり身に味噌やごまを混ぜて湯でのばし、輪切りにしたきゅうりと薬味を加えたもので、熱いご飯にかけて食べます。
夏の暑さを乗り切る鹿児島の郷土料理だそうです。
3-2. タラトル(ブルガリア共和国)
タラトルは、ブルガリアの伝統料理。日本では、ブルガリアというと「ブルガリアヨーグルト」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
この料理は、そんなブルガリアならではのヨーグルト料理。
ヨーグルトにきゅうりやニンニク、香草を加えて塩とこしょうで味付けした、ヨーグルトの酸味とディルの香りがよく合うさわやかな冷製スープで、サッパリした味わいながらもにんにくの香りが食欲をそそります。
家庭によってそれぞれ味が異なり、おふくろの味が試されるお料理です。
3-3. ザジキ(ギリシャ)
タラトルに続いて、こちらもヨーグルトときゅうりを使います。
ザジキは、お料理というよりソースとして食べられるもので、ギリシャの伝統料理です。
きゅうり、ヨーグルト、ニンニクでつくられ、パンにつけたり肉料理や魚のフライなどのこってりした料理にかけたりします。確かに、ヨーグルトもきゅうりもサッパリ系なので、油っぽいものを食べるときでも、これがあればすっきりしそうです。
ザジキは、隣国のトルコでも食べられていて「ジャジュク」と呼ばれます。
3-4. ガスパチョ(スペイン グラナダ地方)
スペイン料理好きの方は聞いたことがある名前ではないでしょうか?
ガスパチョというと、夏によく食べられる冷製トマトスープをイメージします。このスープには、トマトやきゅうり、玉ねぎなど様々な野菜が使われますが、主にトマトがたっぷり使われます。
しかし、スペインのグラナダ地方では、きゅうりを主な材料としてヨーグルトを加えたさっぱり仕立てのものが親しまれているそうです。
再び、きゅうりとヨーグルトの組み合わせです。
この組み合わせは、日本ではあまり一般的ではないですが、世界をみてみるとよくある組み合わせなのかもしれません。
ミキサーひとつで簡単に作ることができ、しかも、たくさんの夏野菜を取ることができて栄養満点。暑い夏にぴったりの手軽さと栄養です。しかも、どの食材もこの季節に安くなる食材ばかり。いいこと尽くしのスープです。
世界を見てみると、まだまだ知らないお料理だらけです。
こういうお料理を「世界の料理教室&世界の料理パーティー」で発掘していけたら面白いなぁ・・・。