【事前学習】ペスクタリアンについて
「ベジタリアン」は、動物性食品を一切食べないイメージを持っている方もいるかもしれません。
しかし、「ベジタリアン」とは「菜食主義者の総称」であり、制限する食品により、様々な種類に分類されます。

前回お話しさせていただいたように「ペスクタリアン」のお友達が記事を書いてくれるので、私も少し勉強しておこうと思い、今回は「ペスクタリアン」について書かせていただくことにしました。
まず「ペスクタリアン」とは、肉類を口にしない食主義をもつ人々のことであり、「魚菜食主義者」と呼ばれることもあります。
ここでの「肉類」とは、牛肉、豚肉、鶏肉はもちろん、ラムやヤギ肉、ウサギ、馬肉、鹿肉、クジラ肉、イルカ肉など、海にすむ哺乳類の肉も含む食肉全般のことを言います。
こういった肉類は食べませんが、その他の動物性食品である魚介類全般や乳製品、卵類は食べるため、動物性食品でしか摂取できないような栄養素もしっかりとることができます。
ここで、魚介類全般と書いたのですが、これは「ペスクタリアン」という名前の由来にもなっているのではないか、と思います。
というのも、スペイン語で「魚」は「pez (海や川にいる生きている状態のもの)」とか「pescado (お料理になったもの)」といい、「pescatarian」とは「pes」が共通しているためです。
Googleさんに尋ねてみたところ、以下のようなことが書かれていました。
pescatarian の「pesca」はイタリア語の「pesce」(魚)という意味から取っていて、pescatarian だけではなく pescetarian というスペルも使われています。
イタリア語とスペイン語は、ともにラテンに由来する言葉が多く、似ている言葉が多いのですが、これも同じ感じのようですね。
さて、ここからは、「ペスクタリアン」の特徴と利点についてお話ししようと思います。
まず、個人的な見解なのですが、「ペスクタリアンは、ベジタリアンのなかで最も健康的なのではないか」と思っています。
ペスクタリアンに関する記事を読んでいると、「大腸がんになるリスク減少」とか「必須アミノ酸と必須脂肪酸もバランスよくとれる」ということが書かれていることが多いと思います。
確かに、魚や卵のたんぱく質は良質なたんぱく質で、特に魚には、一時期話題になったDHAやEPAといったω3系脂肪酸が豊富に含まれます。
また、肉類と魚介類ともに口にしないベジタリアンの方々は、肉類に豊富に含まれるビタミンB12などが不足してしまい、ビタミンB12は、DNA合成や神経を正常に保つ働きをしているため、赤血球に異常が起こったり、神経症状が出たりします。
しかし、ペスクタリアンの場合は魚介類を摂ることができ、ビタミンB12は、魚介類、特に二枚貝にも豊富に含まれているため、ビタミンB12欠乏症に陥る可能性も少なくなります。
つまり、「ペスクタリアン」は、必要な栄養素は十分に摂ることができるベジタリアンです。
このように「ペスクタリアン」について調べていると、私も「ペスクタリアン」になってみたい、と思います。
私の普段のたんぱく源は、
卵、豆乳、豆腐、納豆 (毎日) >>> 魚 (週末) > 肉 (たまーに)
という感じなので、どちらかというと「ペスクタリアン」に近いのかな、と思いますが、やはり、外食をするとお肉を食べることはあり、お肉を避ける理由も今のところありません。
そこでやはり気になるのは、
" 世の「ペスクタリアン」がどのようにして「ペスクタリアン」になったのか"
その部分を、来週、詳しく教えてもらえるので、とても楽しみです。